DendroMaker for Macintosh の使い方

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1.基本操作
 DM4.1 のアイコンをダブルクリックして起動してください。初期画面は起動後3秒間表示されます。次に、ファイルメニューから「開く」を選択すると、ファイル選択のダイアログが表示されますから、データファイルを選びます。データファイルをドラッグ・アンド・ドロップで開くことも可能です。データを選択すると、系統樹が表示されます。あとは、各種コマンドを実行して系統樹の形を編集してください。コマンドは、マウスでメニューから選択するか、キーボード・ショートカットを使って実行します。アップルメニューからヘルプを選択すると、ヘルプ画面(コマンド一覧表)が表示されます。

2.入力ファイル
 データファイルのフォーマットについては、サンプル(NHF.TRE と ODEN.TRE)が付属していますので、それらを参照して下さい。データファイルはテキストファイルですので、ワープロで修正すれば、OTUの名前などを変更することができます。Newick Standard (New Hampshire Format) の形式には、最も外側の括弧の要素が2つの場合(有根系統樹)と3つの場合(無根系統樹)があります。DendroMaker はどちらのデータも読み込むことができます。Newick Standard (New Hampshire Format) の詳細については、こちらをご覧下さい。DendroMaker は以前から使用していた ODEN 形式の系統樹ファイルにも、対応しています。この形式の詳細については、こちらをご覧下さい。OTUの名前の長さは、半角文字で 255 文字、全角文字で 127 文字までです。OTUの数に制限はありません。

3.系統樹編集画面
 全てのコマンドは、マウスでメニューから選んで実行できます。また、ほとんどのコマンドには、キーボード・ショートカットを設定してあります。コマンドの一覧表は、アップルメニューからヘルプを選択すると表示されます。以下に、DM4.1 のコマンドを解説します。

「系統樹の変形」メニュー
  T : ルートの位置を、最も離れた2つのOTUの経路上の中点へ移動します。
 ↑↓ : ルートの位置を一段階移動します。上矢印の場合は、現在のルートから上側
      のノードの、さらに上側の枝の中点へ移動します。下矢印の場合は、現在の
      ルートから下側のノードの、さらに下側の枝の中点へ移動します。
  D : 系統樹のルートの枝を表示、または消去します。
  G : ルートにつく2本の枝の長さの比率を変えます。ルートから上に伸びる枝の
      長さをX、下に伸びる枝の長さをYとしたとき、X:Y=1:Zの、Zにあ
      たる数字を実数で入力します。
  E : 指定した番号のノード(分岐点)で、上下の枝を入れ替えます。
 123: すべてのノードで上下の枝を入れ替え、系統樹の中のクラスターをわかりや
      すくします。1だと全体に上に寄せる、2だと下に寄せる、3だと中央に寄
      せた感じになります。
  M : 各OTUの名前を表示、または消去します。名前と番号の両方を、同時に表
      示することはできません。
  N : 各OTUの番号を表示、または消去します。
  B : 各枝の長さを表示、または消去します。
  J : スケールを表示します。希望するスケールの長さを、実数で入力してくださ
      い。異なる長さのスケールを、重ね書きできます。数字が大きすぎると、画
      面に表示されません。
  K : スケールを消去します。
 +− : 系統樹の線を太く(+)または細く(−)します。4段階に調節できます。
  F : 系統樹を描くウインドウのマージン幅を変更します。上下左右のマージン幅
      を整数で指定します。現在のマージン幅がデフォールトとして表示されま
      す。(100-200)とは、100 から 200 の間の数字が入力できることを意味し
      ます。左マージンを 0 にすると、ルートの枝が表示されなくなります。
  L : OTUの間隔を変更します。


「ファイル」メニュー
  O : 新しいデータファイルを読み込み、系統樹を描きます。
  W : 系統樹画面を閉じます。
  S : 系統樹の情報ファイルをODEN形式で保存します。
  Revert: 系統樹を編集前の状態に戻します。
  Save As NHF: 系統樹の情報ファイルをNHF(Rooted)、またはNHF(Unrooted)形式
         で保存します。
  Save As PICT File: 系統樹の画像をPICTファイルとして保存します。
  P : 系統樹を印刷します。
  Q : プログラムを終了します。
その他
 フォント、サイズ、スタイル: OTUの名前や番号を表示するフォントを変更します。デフォールではシステムフォントの 12 ポイント、プレインが指定されています。全角文字を画面に表示するには、フォントを Osaka 等に変更する必要があります。スケールと枝の長さを表示するフォントは、システムフォントの 9 ポイントに固定されていて、変更できません。

4.ルートの決め方
 無根系統樹でルートの位置を変えるには、↑↓コマンドとEコマンドを組み合せて使います。つまり、ルートにしたい位置を決めたら、それをEコマンドと↑↓コマンドで段階的に移動することにより、最終的に希望する枝の上にルートを移動します。さらにGコマンドを使って、ルートから派生する2本の枝の長さの比率を調節すれば、系統樹上の任意の点にルートを移動させることが可能です。この操作には多少の熟練が必要ですが、覚えてしまえば簡単です。
 念のために述べますと、NJ法などの無根系統樹はルートのない系統樹です。ルートの位置を決めるには、明らかに遠い関係にあるOTUをアウトグループとして使うなどの工夫が必要です。本プログラムのTコマンドでは、比較した全てのOTUの間で最も遠い関係にあるペアを探し、その中点をルートにしています。したがって、この操作で得られたルートの位置は、必ずしも正しいルートの位置とは限りません。

5.印刷方法
 画面に表示した系統樹は、「Sava As PICT」コマンドで、PICT形式のファイルに保存することができます。PICT形式のファイルは、さまざまなグラフィクスを扱うソフトで読み込むことができ、さらに編集をすることができます。DendroMakerから直接プリンターに印刷することも可能です。なお、バージョン3で対応していたポストスクリプト形式のファイルへの出力コマンドは、バージョン4では削除されました(要望があれば対応を検討します)。

6.問題点
 これまでにわかっている問題点を列挙します。実用上、問題にならないとは思いますが、気をつけてください。将来は改良しようと考えています。さらに問題点を発見したら、作者にご連絡いただければ幸いです。

 その1:新規データファイルの読み込み時に、間違ったフォーマットのファイルを選択すると、プログラムが異常終了することがある。